中国では手を使って食事をした時にボールの中に茶の浸出液を入れて出される場合があるそうです。
この茶の浸出液は使った指先や手を洗うのに使います。これで洗うと手や指に着いた臭いを消すことができます。
消臭効果が目的のようです。
鮮度の落ちた魚やアンモニアやアミノ酸の臭いが増加してきます。
この臭いを消すために、イワシのつみれに茶を添加して、ヘッドガスを分析すると、魚臭さと言われるメチルアミンの成分が少なくなっていることが明らかになりました。
茶に含まれるカテキンを用いた場合でも同じ傾向を示しました。
また緑茶より抽出精製したカテキン類は、強いメチルメルカプタンに対する消臭力を有し、その効果は従来口腔内消臭剤として用いられている銅クロロフィリンナトリウムより上回るそうです。
現在、カテキンによる消臭効果を活用し、ガムや高齢者などの医療用具、ペットの消臭に用いられているそうです。